​三重大学 ウミガメ・スナメリ 調査・保全サークル​「かめっぷり」

浜歩き

調査範囲の砂浜を歩きます。

ウミガメの上陸跡や生物の漂着がないか確認します。

​三重大学のすぐ裏にも砂浜があるので空きコマにも歩けます！

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ウミガメの上陸や孵化は夜の間に行われることが多く、夜間の浜歩きでは稀に上陸中のウミガメに遭遇する可能性があります。

そのため夜間の浜歩きでは懐中電灯やカメラのフラッシュは厳禁です！

夜間に浜歩きをする場合は暗さに目を慣らして、懐中電灯などは浜への出入り以外で使わないようにしています。

ウミガメの産卵調査

私たちは三重県に上陸するアカウミガメの産卵調査を行っています。

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産卵に訪れたカメは砂浜にはっきりとした足跡を残すことが多いです。
浜歩きで上陸跡を見つけたらそれを元に産卵巣を探します。産卵が確認されたら手製の柵などで囲い、看板を立てます。柵は動物によって産卵巣が掘り返されないようにする意味があり、看板を立てるのはそこでウミガメの産卵があったことを人に知らせるためです。そこが貴重な産卵場になっていることを知らせ、配慮を促します。

ウミガメの上陸跡はキャタピラの跡によく似ていて、慣れてくれば足跡からカメの大きさや歩いた向きなどもわかります。

ウミガメは卵を産むために後ろ脚を使って器用につぼ型の穴を掘ります。その中に100個前後（アカウミガメの場合。実際はかなり数に幅がある。）の卵を産み落とし、また埋めなおして海へ戻ります。
 

ウミガメの孵化率調査

ウミガメの卵は産み落とされてから約二ヶ月で孵化し、殻を破ったカメたちは砂の中からはい出して海へ向かいます。

私たちは脱出を見送ったあとで産卵巣を掘り返し、産卵巣の大きさや卵の数、孵化率などを調べます。

ウミガメ・スナメリのストランディング調査

海岸には流木や海藻、ぬいぐるみや外国の文字の書いたビンなどいろいろなものが流れ着きますが、生き物の死体が打ちあがることもあります。

死体漂着を含め、生物が本来の生息地とは違う場所に漂着・迷入することをストランディングと呼びます。

私たちは打ちあがったウミガメやスナメリの死体調査も行っています。

研修・実習など

過去には大阪（ウミガメ協本部）、沖縄は黒島、モルディブ、南氷洋など数回行われてきました。

もちろん費用は個人持ちですが、非常に貴重な体験ができます。

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環境活動

私たちは自分たちの活動によって得られた知識や情報を共有・公開するために小学校での出前授業や大学祭、シンポジウムなどで出前授業や発表を行っています。また自らの知識や技術の向上のためにも向上の野生動物シンポジウムへの参加、日本ウミガメ会議への参加などを行っています。